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シリコーンのこと

プラスチックごみを減らすために、丈夫なリユース用プラスチックを長く使うほかに紙やシリコンなど代替品を使うという選択肢があります。

 

このシリコン。ある記事でプラスチックと分類されていたので、あれ?と思って専門家の方に聞いたら、なかなか微妙な立ち位置にある素材のようです。

 

まず、シリコン(ケイ素)だと元素名になるので、専門家たちはシリコーン、シリコーンゴムと呼ぶというあたりから、化学素人はちょっと混乱します。

参照:共和工業のサイト

要するに、おおもとは天然素材の石のようなものだけれど、いろいろ化合してある人工物で、プラに似た性質もあって、そう分類されてしまうこともある。

 

料理にスタッシャー(医療用シリコーン製品の米国ブランド)の袋を使っていますが、ジップロックよりは洗いやすい、

断然長持ちする上に、細かなプラかすが出る気配もない、ということで、なかなか快適に、楽しく使っています。

でも、やっぱり、プラの仲間?と思うとちょっと不安に。

 

脱プラを先導する「プラなし生活」さんにも問い合わせたら、「合成ゴムとプラスチックの中間のようなもの」「医療・食品レベルのシリコーンは比較的毒性がない」というお返事でした。ベストではないにしても、かなり現実的な選択肢ではあるな、ということで納得です。

参照:「スタッシャー」の材質

 

 以前のブログに写真を載せたペットボトル用のスタンドも見た目と触り心地は、いわゆるシリコーンです。

でも材質表示は、TPS、ネオジム磁石、シリコーンゴム。

 

このTPSは、スチレン系熱可塑性エラストマーの略で、後半の「熱可塑性エラストマー」は、英語だとThermoPlastic Elastomer。やっぱりプラでした。

口に入れるものでもないし長く使うので良いのですが、本当にプラスチックは便利で、生活の随所にあるものですね。

 

極力使う量を減らすこと、決して(意図的に)自然界に放たないこと、買う前に、消費者として製品の成分にも目を光らせること。

できることは、そのくらいでしょうか。

 

シリコーンのことは、いずれもう少し調べてみたいです。