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コンポスト生活は快適

黙っていても、望んでいなくても無条件にレジ袋を渡されてしまう時代が、ようやく終わりを告げました。

 

店員さんが「要りますか?」とわざわざ聞いてくるところを見ると、「もらえて当たり前」という態度の客が、いまだに相対的には多いのでしょう。

来年あたりには皆が慣れてきて、無駄な問答が減っているはず。

 

レジ袋有料化に私は大賛成ですが、うっかり渡されてしまうレジ袋が減り、我が家のレジ袋ストックが寂しくなりました。

各部屋のゴミ箱なんぞに貴重なレジ袋を使うわけにはいきません。

 

そこで、郵便物が入っていた封筒や新聞紙(勝手に届くフリーペーパー)などを、ごみ箱の汚れ防止に使っています。

いよいよ、そういう物の余剰もなくなれば、まめにゴミ箱を洗えば済む話です。

 

ベランダのポリタンク(これもプラスチック!傷んでマイクロプラスチックを発生させつつあるのが悩みの種です)に、買い置きしてある45リットルのごみ袋をセットしておいて、各部屋のごみがたまったら、そこに投入します。

 

ゴミの集積場に持って行くのは、ここがパンパンになってから。だから有料のごみ袋の減りは非常に遅いです。

 

ちなみに新品のごみ袋を使い捨てするのはモッタイナイので、なるべく最初は洋服の片付けなどに活用して、カスケード利用を

心がけています。大きな物を購入した時に包装に使われていたビニール袋が適度なサイズだったら、それも活用しています。

 

この方法にしてから気になるのは、夏場のウジ虫。ごみに生ごみが含まれると、保存期間が長引くほどコバエがわくのです。。

 

そこで、

久しぶりにコンポスト生活を再開しました。

 

きっかけは、オルタナの池田記者が書いたこちらの記事。生臭い匂いが発生しにくいコンポスト・キット登場というニュースが

背中を押してくれました。

 

この優秀なキットにたどり着くまでの紆余曲折を振り返ると……

 

最初に挑戦したのは、液肥づくりを兼ねたポリタンク型のコンポストで、自治体から補助金をもらって意気揚々と導入しました。

 

ところがモロに腐敗臭が発生するのです。少しずつ庭の肥料に使っていたのですが、ついに上階から苦情が来てしまいました。

マンション暮らしには無理な方法でした。プラスチック製のタンクも最終的にはゴミとなり大反省。痛い失敗でした。

 

次にチャレンジしたのが、手作りの段ボール・コンポスト。ミミズではなく庭の自然の土と買ってきた腐葉土などを混ぜて、インターネットや書籍を頼りにやってみました。確か数年は続きました。

 

これをやめてしまった理由は、これまた匂いと虫です。段ボール箱も数カ月でボロボロになるので、適度なサイズの箱が無くなったタイミングでやめてしまった覚えがあります。

 

こうして再び、庭の草木は土に戻すけれど、台所から出る生ごみは燃えるゴミに混ぜて出してしまう生活になりました。

 

この惰性を破ってくれたのが、上記の記事で知ったキットです。おしゃれで高価で、ちょっと違うかなーと思いつつでしたが、やってみたら「楽しさ」が勝りました。

 

夏なのに匂わないし、同封の基材の配合が絶妙なのか、ちゃんと温度が上がって、生ごみが分解されて順調に消えていきます。

 

虫も少しはプンプン飛び交いますが、気になるほどの大発生は今のところなし。虫が入らない密なファスナーが付いていて、そういう工夫に、お値段相応の(高いんです)納得感があります。1キットで3人家族でも2か月分のゴミを投入できたので、とりあえず

満足。お財布と相談しつつ続けてみます。

 

先日、1袋目の熟成を終えて、庭の野菜(ナス、キュウリ、ピーマン、ミニトマト)の根本に撒きました。すごい数のダンゴムシ

が発生して分解をさらに進めてくれている様子が楽しいです。ただ、蚊が多い時季でしゃがんでゆっくり観察できないのが残念。

 

庭で元気な野菜が育っていれば、買い物に行く回数を減らせるし、家から出る燃えるゴミの量が大幅に減って、ゴミ出しの回数も確実に減りました。

 

家事が減って楽ちんというのが、継続の一番のモチベーションかもしれません。

 

コンポストのお世話はペットの飼育に近く、全く苦になりません。

 

次なる目標は、プラスチック包装の商品をなるべく買わないようにして、プラゴミの量も減らすこと。これが日本社会では、なかなか難しい。つい最近も若者がブルボンに個包装をやめてほしい、といった要望を出して話題になっていました。次世代がああいう声を企業に届けることは、非常に大切だと思います。

 

ブルボンは個包装の理由や、減らしてきた努力をアピールした(回答を公表した)のですが、さらに減らすことを強調して実行してほしいし、これからも、大手メーカーには、声を上げる人を責めず称賛しておおいに勇気付けて、一緒にプラゴミを減らす活動を盛り上げてほしいです。

 

個包装を求めるユーザーばかりではないので、試みに超簡易包装バージョンを発売してみて、反応を見てみるのも社会実験として有意義では?

 

かつてインタビューでJEANの小島さんが言っていましたが、理想は当たり前に脱プラできる社会。個人の取り組みも、もちろん大切な一歩ですが、作り手や流通の工夫など、世の中の仕組みや社会のデフォルト自体が変わる影響力にはかないません。

「レジ袋がタダでもらえない」という新ルールにパンチがあったように、否が応でも浸透するので。

 

新機軸の商品が支持されるかどうかは民度に左右される気もしますが、頼もしい若者が増えているので、そろそろ大丈夫では。変化に期待したい!!