地球と宇宙のゴミ問題。
マイクロプラスチックや動物への影響など、
海のゴミ問題は普段から考える機会が多いのですが、
増え続けている核のゴミや宇宙のゴミの問題は、
さらに時間的・距離的に途方もない感じ。
読んでいて何度も頭を抱えたくなりました。
宇宙ゴミの本では、宇宙空間で網を広げて
ゴミを回収する案も出てきて、頭上の世界で
壮大な巻き網漁が行われるような不思議な図
が目に浮かびました。
案外いつか現実になるかもしれません。
いずれの本も古いので、例えば宇宙ゴミの
最新情報は?と検索したら、2018年の
1月~3月に天空からの落とし物があるかも、
という、ありがたくないニュースを発見。
http://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2017/11/post-8902.php
やはり未解決で現在進行形の問題なのですね。
宇宙ゴミ(別名:スペースデブリ。デブリと
言えば福島の事故原発のデブリの調査にも、
まだ何年もかかりそうで、これまた大問題)は、
減速しないまま大量に宇宙空間を飛び交っていて
危険なので処理しなければいけないわけですが、
その手段として挙げられていた方法がシュール。
燃え尽きてくれる大気圏まで撃ち落とす方法
のほかに、さらに高い宇宙の果てに向かって
パーンッ!と打ち飛ばして、数百年は落ちて
こないようにする方法があるそうで。
この先送り感、なんともたまりません。
息子が教えてくれた星新一のエッセイと
そっくりな結末になりそう。
突如として現れた穴にどんどんゴミを
捨てていたら、かなり後になったある日、
上空に穴が開いてゴミが降り注ぎ始める話。
手塚治虫の漫画にも通じる未来予想作品です。
間もなく年越しで、2017年のまとめ番組を
さっきテレビで家族と見たところ。
子どもの顔が曇るような話題ばかりで悲しい。
遠い先の話かもしれないけれど、
持続可能なシステムの中で、将来を楽観して、
安心して、次世代に気兼ねせずに暮らせたら
最高だなーと思います。
願えば叶うと信じて来年も一歩一歩、前へ。